食道カンジダ症の症例写真と解説

内視鏡内科 消化器内科(胃腸内科)内科

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食道カンジダ症の症例写真と解説

内視鏡の症例 食道カンジダ症

食道カンジダ症
喀痰のような白い苔が食道の壁に付着しています。カンジダ食道の典型的な画像です。白い苔の中にカビ(カンジダ・アルビカンス)は含まれています。内視鏡から注水して苔を洗い流そうとしても、頑固にくっついており洗い流すことはできません。
食道カンジダ症
正常の食道画像です。ピンク色の食道粘膜には血管が透けて見えます。

食道カンジダ症、食道にカビ?

食道カンジダ症

食道カンジダ症とはどのような病気でしょうか?内視鏡を専門にしていると時折お目にかかる疾患です。少し聞きなれない病気ですが、実を言いますと、勤務医時代の私もこの病気を持っておりました。

一口に説明すると、食道にカビが生える病気です。カビの名前が、カンジダです。正式名称は、カンジダ・アルビカンスといいます。この病気は体力が落ちて、免疫が低下した時に発症しやすいといわれます。悪性腫瘍やHIV感染、糖尿病に合併して起こる病気です。私はそのどれにも当てはまりませんでしたが、過労気味で体力が低下していたようです。同じような疾患を、私よりも若い患者さんで、胃内視鏡をしているときにお目にかかります。症状は何もないことが多いのですが、重症化すると、飲み込みにくかったり、胸がしみるような感じを訴える方がいます。その症状は、食道がんや逆流性食道炎とよく似ていますのでご注意ください。

治療は、もともとの病気(悪性腫瘍やHIV感染、糖尿病など)を治療することですが、私のような過労状態の患者さんでは、当然ですが、休養が一番です。症状が強い時には、カビの薬、フルコナゾールという抗真菌薬(こうしんきんやく)もあります。私も含め、疲れ気味のみなさんにとって気を付けたい病気です。