下剤不要の大腸内視鏡

内視鏡内科 消化器内科(胃腸内科)内科

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西宮市南越木岩町6-7ラポール苦楽園2階

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下剤不要の大腸内視鏡

下剤不要の大腸内視鏡

下剤注入法で苦しい下剤内服が不要になります。

水浸法による無痛大腸内視鏡挿入

大腸カメラはいいけど、あの下剤がね・・・、あれ、なんとかなりませんの?」
そうですね。下剤(腸洗浄剤)は決して美味しいものではありません。ポカリスエットから甘みを抜いたもの、という感じですね。しかも何杯も。うんざりというのももっともです。
下剤が嫌なので大腸カメラを受けない、という患者さんは意外に多いのです。

下剤注入法の大腸カメラ

適切な鎮静剤使用による安楽な大腸内視鏡

それでは下剤を胃カメラで注入したら、飲まなくていいのでは?
単純ですが、重要な思いつきです。
この方法は、下の段で説明する、水浸法の大腸内視鏡から生まれました。水浸法で水を大腸カメラから注入するように、下剤を胃カメラで注入するのです。この胃カメラは、大腸カメラの前に行います。
胃カメラは、口からでも鼻からでも構いません。口からであれば鎮静剤を使用しますが、早く効いて早く覚めるものを使用しますので、胃カメラ後はすぐに目が覚めます。トイレに行きたくなる頃にはしっかり歩行ができます。鼻からのカメラでは鎮静剤は使用しません。薬剤の投与が少なくなります。

胃カメラで下剤を注入する部位は、胃ではなく、さらに奥の十二指腸です。スムーズに下剤が腸へと届くための工夫です。

下剤注入に要する時間は、概ね3分程度です。下剤注入をする前に、通常の胃カメラ検査を行いますので、全体の検査時間は12,3分かかります。
効き目が早く覚めが早い鎮静剤を使用しますので、下剤注入後にはふらつくことなくトイレに行くことができます。院内で経過を見ながら、院内のトイレを使用していただきます。トイレがある程度落ち着いたら、外出していただくこともできます。下剤注入後は、3時間ほどでトイレがきれいになったら、大腸カメラを行います。
下剤注入法は、保険診療で大腸内視鏡を行う場合、特別な診療費はかかりません。

もちろん、下剤を服用できる患者さんは、下剤を飲んで大腸カメラに臨んでいただきたいと思います。下剤注入法は当院が提供できる特徴的な医療サービスの一つですが、義務ではありません。

現在の洗浄剤は、全量で1L程度の服用になり、以前より服用量は少なくなっていますが、洗浄剤の味が合わない 、飲む量が多く苦労される方がまだいらっしゃいます。もし下剤(腸洗浄剤)を飲むことにお困りの方がいらっしゃったら、是非当院にご相談ください。

水浸法による無痛大腸内視鏡挿入

腸洗浄剤注入法による、苦しい下剤服用からの解放

「大腸カメラって痛いんでしょ」
大腸カメラが大事であることはわかっていても、家族や友人から、「最近受けた大腸カメラが痛くて・・」と言われたら、誰でも尻込みしてしまいますよね。わざわざ痛い思いをしたいとは思いませんね。

院長、前田自身も

私は、大腸内視鏡を専門とする内視鏡医として、いかに患者さんに痛みや苦痛を与えずに検査をするかをいつも考えています。自分自身でも体験する必要があると思い、様々な医師に依頼して大腸内視鏡を合計4回受診しています。残念ながら、その中には痛かった思い出もあります。

大腸カメラ、痛いのはなぜ?

大腸カメラは、1メートル30センチで太さ12ミリメートルの少し硬めのロープのようなものです。
このロープ状のカメラを、肛門から入れて、押したり引いたりしながら、大腸の奥へと進めていくのです。押しすぎると、大腸が伸ばされて痛みを感じます。また、通常は空気や二酸化炭素を大腸に送気して、方向を確認しながらカメラを進ませます。送気しすぎると、やはり大腸は広がって、伸ばされて、痛みを感じます。大腸が伸ばされると痛みとなります。

痛くない大腸カメラにするためには?

では、大腸カメラが痛くならないためにはどうしたらいいでしょうか?
お判りでしょうが、反対のことをしたら良いのです。でもこれがなかなか難しいのです。
すなわち、大腸カメラを押しすぎて大腸を伸ばさないようにしたらいいのです。また、空気や二酸化炭素の入れ過ぎに注意して、大腸を広げて伸ばさないようにしたらいい訳ですね。
この難しい2つの課題に答えるのが、水浸法による大腸内視鏡なのです。

「スルスル滑る」、水浸法

水浸法による大腸内視鏡は、東京大学の後藤利夫先生が考案されました。
この方法では、空気や二酸化炭素を注入する代わりに、少量の水を大腸に注入します。透明な水を大腸に注入し、進むべき方向をわかりやすくします。
注入された水によって、大腸と大腸カメラとの摩擦や抵抗は低くなります。すなわち、大腸カメラは滑りやすくなります。このため大腸カメラは大腸を伸ばすことなく、スルスルと終点(盲腸)まで到達します。外科や婦人科などの術後や、大腸憩室(けいしつ)などで癒着したり、硬くなったりした、挿入の難しい大腸にも有効な挿入法です。注入した水は終点に到達した後、吸引されますが、大腸を洗浄する役割もあり病変の観察にも役立ちます。
欠点としては、水は空気より、注入したり吸引したりするのに時間がかかるため、検査時間が2〜3分ほど長くなる傾向があります。水浸法による大腸内視鏡は、痛みを感ずることが少ないために、鎮静剤なしで行われることもあります。

適切な鎮静剤使用により、さらに安楽な大腸内視鏡へ

下剤注入法で苦しい下剤内服を回避することができ、さらに水浸法による大腸カメラにより、痛みのない検査を受けることができることをお示ししました。
そしてさらにもう一つ、適切に鎮静剤を使うことで、より安楽に大腸カメラを受けていただくことを提案します。
当院で使用する鎮静剤は、早く効いて早く覚めるものを使用します。検査後にフラフラすることが少ない特徴があります。ただ、鎮静剤の効き方には個人差があります。念のため、検査当日には、自動車、バイク、自転車など運転はお控えください。


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